既に現役引退されている元メジャーリーガーのイチロー選手の現役時代のインタビューでとても大切な気づきがありましたので、ご紹介します。
 

インタビューはキャンプ中の体づくりについて。

これに対してイチローさんは体づくりは「生まれ持ったバランスが大事」と語っています。

 
イチローさんはメジャーに来てからキャンプ中に筋肉を出来るだけつけて体を大きくするトレーニングをしていたようです。
ただ、それを何年か続けた後シーズンを振り返るとシーズン序盤は成績が悪いことをに気づいたとのこと。
最初は何故かわからなかった。
 
 
でも次第に原因は筋肉にあると気づきました。
キャンプ中に筋肉がついてしまったがためにスイングの際に体が引っかかりスイングスピードが落ちたことが原因だったとのこと。
 
 
これに気付いてからは、無理に体を大きくするようなトレーニングをせず生まれ持った体のバランスを保ちながらトレーニングを続けたことで成績も上がったとのこと。
 
 
肩に力が入った人に対して肩の力を抜けと言ってもリラックスはできない。リラックスするためには膝の力を抜かないといけない」とイチローは話す。
「みんな目に見えるところの指摘しかしない根本は別にある」と。
 
 
 
私はこのインタビューを聞いた時妙に合点がいった。
私たちはいろんな情報に振り回されて、あの人がこう言ったからとか、あの人はこれでうまくいったからやってみようなどと模索する。 
 
その模索する行為自体は必要だし大切。だけど他人の成功体験を自分にそのまま当てはめると大抵うまくいかない
 
 
自分らしさ、自分のバランス、特徴をちゃんと理解して、外から得た情報を自分の中にうまく調整して当てはめることが大事なのだと思う。
 
特に最近は情報があふれているから混乱しやすい。誰もが商品を売りたいので魅力的なキャッチコピーで心を動かしてくる。
 
 
自分に果たして本当にそれが必要なんだろうか自分に合っているのか、自分が何がしたいのかそういったことをしっかりと自分で考えておかないと、情報に振り回されて肥大化した体で身動きが取れなくなる。
 
外からの情報と自分の内にあるものをしっかりと認識して成長したい。