リモートワークが増える中、自宅で働くためにオフィスチェアの購入を検討されている方も多いと思います。
ここではインテリア業界10年以上、数多くのオフィスチェアを体験してきた筆者が
デザイン、機能、座り心地からおすすめできる厳選コスパ、オフィスチェアを紹介します。
椅子は長時間座ると自分の体に直接影響のあるものですので良いものを選ぶことをおすすめします。
個人的には少なくとも5万円以上、できれば10万円を超えるようなオフィスチェアをおすすめしています。
ただ、「そんなに高価なものはいらない」「在宅ワークがいつまで続くかわからない」「一日8時間も座るわけではない」という方もいると思います。
今回はそういった方にプロがみて、コスパがよく、それでもしっかりと体を支えてくれるワークチェアをご紹介します。
価格帯としては3万円前後になります。
ネットには1万円前後のチェアも存在しますが、プロからみるとそういった椅子はあなたの仕事をサポートするにはあまりにも心もとないです。自分の体には最低限の投資をされることをおすすめします。
今回紹介するメーカーはどこも信頼できるブランドです。
是非、本記事を参考に頂き、快適な在宅ワークをお送りください!
目次
オフィスチェアの選び方
チェア紹介の前に簡単にオフィスチェアの選びのポイントをご紹介します。
サイズ感
自分の体に合うか、部屋に入るかの確認が大事ですね。
椅子が大きすぎるとせっかく色々な機能があってもうまく享受できない可能性もあります。
部屋に必要以上の圧迫感を与えないか、椅子の高さも含め一度置く予定の場所にどのくらいの大きさになるか確認しましょう。
座
椅子に座っていて常に接しているのが座です。ですので座の品質は大事です。
座の硬さはそれぞれ異なります。少し固めの方が長時間利用には向いています。
調整機能
体やタスク(パソコン作業、文字を書く、絵をかく、資料を読むなど)に合わせて椅子を調整できることは大事です。調整機能はたくさんあればよいというものではないですが、少なくとも座の上下、アームの上下、座の奥行調整はできたほうがよいです。
リクライニング
リクライニングは椅子によって特徴があります。
大きくは3つ、背だけたおれるリクライニング、背と座が同じ角度で倒れるリクライニング、背と座が個別に動きながら倒れるリクライニング。後者の方が体に不可のない自然なリクライニングで値段も高くなります。
また背もたれをロックできるもの、できないものもあります。お好みで選んでみてください。
アームの有無
今回紹介するオフィスチェアはどれもアームがつけられます。
不要であれば、アームなしも選べます。
エルゴノミクスの観点からいうとアームは調整機能のついたものがベターですが、もし必要性をそこまで感じない、もしくは机上面が広くとれるデスクであれば、まずはアームなしにして必要になれば後から購入も可能です。
*一部アームの後付できない椅子もあります。
それではそれぞれの椅子を見ていきましょう。
Itoki :Salida YL8
イトーキ:サリダ YL8
サリダチェアはエルゴノミックチェア(人間工学に基づき設計された椅子)に必要とされる調整機能がすべてついています。
・調整可能なヘッドレスト
デスクワークには十分と考える人
・圧倒的コスパ
- 座り心地 60%
- デザイン 60%
- エルゴノミクス 70%
- 品質 60%
- コスパ 80%
Itoki :Salida YL7
イトーキ:サリダ YL7
YL7 | YL8 | |
座の奥行き調整 | ✗ | ○ |
アームレスト |
高さ(6段階)、角度、前後調整可能 |
高さ(9段階) |
ランバーサポート | 高さ調整可能 | 高さ調整可能 |
ヘッドレスト | 高さ調整可能 | 高さ調整 + 首振り機能つき |
ただ座の奥行き調整とヘッドレスとの首振り機能がありません。
・圧倒的コスパ
- 座り心地 60%
- デザイン 60%
- エルゴノミクス 60%
- 品質 60%
- コスパ 80%
Okamura : CG-M
オカムラ:CG-M
アームをつけてしまうと3万円を超えてしまうのですが、アームなしでもよいという方は是非検討を。
調整機能は底までいらないけど、つかれない座り心地のよい椅子をお探しの方には是非。
・座が気持ちいい
- 座り心地 60%
- デザイン 60%
- エルゴノミクス 50%
- 品質 70%
- コスパ 70%
Okamura : norm
オカムラ:ノーム
・座が気持ちいい
- 座り心地 60%
- デザイン 70%
- エルゴノミクス 50%
- 品質 60%
- コスパ 70%
Kokuyo : Entry
コクヨ:エントリー
上下調整ができるアームレスト。
リクライニングはシンクロリクライニングを採用。
ただ価格を考えたら仕方がないですね。
・この価格帯で座奥行調整可能、ランバーサポート付き、シンクロリクライニング
- 座り心地 50%
- デザイン 70%
- エルゴノミクス 70%
- 品質 50%
- コスパ 90%
Kokuyo : Opti
コクヨ:オプティ
・インテリアライクな小ぶりチェア
まとめ
いかがだったでしょうか?
オフィスチェアは1万円〜10万円を超えるものまで様々です。
もし自宅で毎日3時間以上作業するような方は今回紹介したような3万円クラスのチェアもしくはそれ以上のチェアをおすすめします。
今回ご紹介したのは日本の3大オフィス家具メーカーで確かなモノづくりをしている会社です。
この価格帯で品質がよいのはCG-Mですが、この椅子は機能が物足りないです。
サリダ、エントリーはこの価格帯でありながら必要な調整機能がありコスパが良いのですが、品質面で少しランクが下がる印象です。
ノームやオプティという在宅ワーク用のチェアも新しくでてきていますので、こちらも気になりますね。