赤ちゃんの離乳食が始まるとベビーチェアが必要になってきますね。
ベビーチェアには様々な種類がありますので、特に初めてのお子さんの場合はどんなことをポイントに選べば良いかわからないこともあると思います。
ここではインテリア業界10年以上で二人の子供を持つ筆者が、
実体験をもとにデザイン、機能、使い勝手、コスパ等を総合的にみておすすめのベビーチェアをご紹介します。
あなたの赤ちゃんが元気に食事をしてくれる、そんなチェア選びの参考になれば嬉しいです。
目次
おすすめはIkeaの AntilopとAgam !
結論から言うと
2才までは IkeaのAntilop
3才からは IkeaのAgam
がベストです。
理由はコスパが高く、メンテが楽だからです。
それぞれの椅子について説明していきます。
Ikea : Antilop
イケア:アンテロープ
まずはアンテロープ。
3才までのベビーチェアとして、一番おすすめなのがこのハイチェアです。
何がいいって、「メンテが楽」この一点です。
1才〜3才の子供は本当に「どうやったら、そんなるの?!」ってくらい汚します。
その度に食べ散らかしたものをきれいにするのですが、この時に椅子の素材とデザイン次第ではかなり面倒なことになります。
まずは素材ですが、一番メンテが楽なのがプラスチックです。
布地が一番やっかいです。食べ物がこびりついて取れないですし、いちいち洗ってまた組み立てるのが面倒です。
木の温もりが好きな方もいるかもしれませんが、木は安いものは塗装が剥がれたり変色する可能性もあります。使っている塗料も何気に気になります。プラスチックはほぼ劣化しませんし塗料の使用もありません。
デザインはできるだけ凹凸や隙間がないツルッとしたものが良いです。
隙間があると食べ物が入り込んで、そこに汚れが溜まってしまいます。
イケアは無駄のないシンプルな形で汚れの溜まる場所がほとんどありません。
メンテが楽だと、時間もかからないので時短になります。忙しい人にはおすすめです。
そして価格が安い。コスパが最強です。1500円ほどで買えます。恐ろしい価格設定です。
ベビーチェアは基本的には2才過ぎくらいまでしか使いません。安く済むのに越したことはありません。
商品としてシンプル、ミニマルなデザインも気に入っています。どんなインテリアでもマッチします。
良いところ
・メンテナンスが楽(プラスチックの座、凹凸のない脚はが汚れを落としやすい)
・軽い
・シンプル北欧デザイン
・安い!
よくないところ:
・足置きがない(どうしても必要なら自作も可能?!)
Ikea : Agam
イケア:アガム
その後我が家が購入したのが同じくイケアのアガムです。うちの息子は3才からこちらに座っています。
購入の際のポイントは自分で登れること、メンテしやすいこと、最低限の安全性。
落ちないように両サイドにアームがあったほうが良いかな?とも思いましたが、なけりゃないで気をつけて座るだろう、落ちるのも勉強と思い買いました。
正直これはアガムが特出して良いわけではないですが、デザインに無駄がなくシンプルなのでインテリアにも溶け込みます。
Antilopや他のベビーチェアも同じですが、安全性への配慮から足元が広く、結構スペースをとります。
うちも3才になってアガムに変えてからダイニングがスッキリしました。
良いところ
・シンプル北欧デザイン
・軽い
・安い
よくないところ
・良くも悪くも普通
「調整できて長く使える商品」を1つ買うより、「調整できない商品」を2つ買った方がコスパは高い
ハイチェアのその他おすすめ商品
Stokke : Tripp Trapp
ストッケ:トリップトラップ
キングオブベビーチェアではないでしょうか?
うちもお金があればAntilopでなく、これを買ったと思います。
ベビーセットで38,000円くらいします。
機能美が半端ないですね。
座の奥行きを調整できるのでちゃんと背もたれに体をつけられます。
仕事用のワークチェアもそうなんですが、座の奥行き調整は正しい姿勢を保つのにとても大事です。
このあたりのエルゴノミクスの考えがちゃんと入っているのがとても北欧らしいです。
商品にフィロソフィーが見え隠れしますね。
テーブルギリギリまで寄せられるのもいいですね。
大人になるまで使うかはわかりませんが、文句なしに良い商品です。
買いていたら欲しくなってきました 笑
トリップトラップとよく似たマジカルチェアという商品が売れているようです。
デザインはちょっと野暮ったかったり品質も落ちますが、機能的にはかなり似ています。
ただ安全面で難点があるような投稿もあるのでご注意ください。
コスパは良い商品だと思います。
Babybjorn : High chair
ベビービョルン ハイチェア (ハーネス付)
こちらも人気のベビーチェアです。
プラスチック製でお手入れ簡単!しかも足おきもついているという優れもの。
うちもお金があれば買ったかも。金額は28,000円くらいです。
子供が立ち上がりづらく安全に配慮した設計です。
あと意外とコンパクトなのがいいですね。場所をとりません。
死角のない良い製品ですね。強いて言えばデザインが好きが嫌いかでしょうか。
ただ背や座の調整はないので(ただ個人的にはそこまでの調整が必要かは疑問)その点ではストッケの方がよく考えられています。とは言え価格差が1万円ほどあるので価格差もありますね。
タイプとしてはイケアのアンテロープと同じです。ベビーチェア特化商品の高級レンジといったところでしょうか。
Farska : Scroll Chair
ファルスカ:スクロールチェア
我が家が最初に買ったのがこのチェアです。
組み立て方で ゆりかご(バウンサー)、ベビーチェア、普通のチェアになる優れものです。
しかし、ベビーチェアとしての購入はおすすめしません。
座るところが布地で食べ物がこびりつきます。洗濯はできますが、いちいち解体して布地シートをとってまた組み立てをする必要があり、とても面倒です。拭き掃除だけでは難しく、洗濯をサボると匂いも残ります。
また体に合わせて席の調整ができるようになっていますが、調整しても背中が余ってしまいます。
細かい調整はできずまた調整している中で座がうまく平行を保てないなど微調整ができそうで、できません。
調整できるタイプはストッケの形が正解です。
ですのでハイチェアとして使うことを見越して買うと少し苦労が多いと思います。
ただ、ゆりかご(バウンサー)としてはとてもよい製品です。
うちの子は気に入ってよく遊んでいました。ゆりかごに乗りながら近くの本棚をキックして自分で揺らして楽しんでいました。
赤ちゃんのうちは意外と置いておける場所に困ったりもするのです。特に自分が手を離せない時、このバウンサーに載せてベルトをしとけば安心です。足でちょっと揺らしてやることもできます。
ベイビービョルンなどのバンサーだとこういったことは難しいので、このゆりかごはいいなと思いました。
シンプルな形をしているのでインテリアにもマッチします。
難点は価格。25,000円くらいします。バウンサーとして買うには高いですね。
ちなみに通常の椅子としても使える設計にはなっていますが、
椅子はちゃんとした椅子に座りたいので我が家的にはNGでした。
まとめ
今回は個人的におすすめの赤ちゃん用のハイチェアを紹介しました。
総合的に考えてうちはイケアがベストという結論になりましたが、懐事情もありますので悪しからず。
ハイチェアは様々なものが市場に出ていますが、中途半端な製品を買うのが一番コスパが悪い可能性もあります。廉価版には注意いただいた方がよいと思います。
ハイチェアで子供と一緒に食事ができるのはささやかですがとても嬉しいものです。
食べ物を投げ散らかしたり、テーブルに全部出して遊びはじめたり、水をかけられたり色々起こりますが、どれも楽しい思い出です。
是非素敵なチェアを選んで楽しい食事の時間を過ごしてください。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
本ブログはインテリア業界に10年以上働いている筆者が家具や海外の新ブランド、旅行について発信しています。
よろしければ、また是非遊びに来てください。
それでは、また。