リモートワークが今後増える中、自宅で働くためにオフィスチェアの購入を検討されている方も多いと思います。
オフィスチェアは健康面からもパフォーマンス面からも投資効果は抜群です。
少し値は張りますが、できるビジネスマンは必ず椅子にお金をかけています。
1万円、3万円などの中途半端なチェアを買うよりはしっかりとしたエルゴノミクスチェアをおすすめします。
今回は国内の有名ブランド「オカムラ」の中からおすすめな椅子を5つ紹介します。
私はインテリア業界に10年以上携わっており、様々な椅子を試してきましたがオカムラの椅子のクオリティはとても高いです。
オカムラは日本を代表するオフィス家具ブランド。
歴史は古く1945年創業、これまで長きにわたりオフィス家具を製造販売されています。
製品は日本で作られており、世界中のユーザーに愛されています。
特にチェアの評価は高く、著名人にもファンが多いです。
それぞれ特徴が異なりますので、是非一読頂き、あなたの椅子選びの参考になれば嬉しいです。
目次
オカムラのおすすめ椅子5選
Contesssa II
コンテッサ II
流線型のアルミフレームが美しいContessaIIはイタリアのGiugiaro Designとのコラボレーション。
Giugiaro Designはフェラーリーやランボルギーニといった高級スポーツカーのデザインで知られています。
最大の特徴はスマートオペレーションアームと呼ばれるアーム(肘)。
通常、椅子の高さを調整するレバーやリクライニングのレバーは座の下に設置されています。
しかしContessa II は椅子の上下昇降とリクライニングのコントロールがアーム下に設置されているレバーでできるのです。
アーム下にレバーがあることで使い勝手がグッと上がります。
またリクライニングの強さを変えるテンションコントロールがダイヤル式になっているなど、使い勝手への最上級の配慮がなされています。
フルエルゴノミックチェアで、座の上下昇降、座の奥行き調整、リクライニングテンションコントロール、
オプションとして腰をサポートするランバーサポート、ヘッドレスト、コートハンガーがあります。
どれも後付け可能ですので、まずはオプションなしを買って試してからでも良いかもしれません。
個人的にはランバーサポートはなくても腰をサポートするホールド感は十分だと感じます。
ポイント
・唯一無二のスマートオペレーションアーム
・美しいデザイン、豊富なカラーオプション
・極上の座り心地
注意:サイズが若干大きめです、小柄な女性などには少し大きく感じる可能性もありますので是非実際座ってサイズ感を試してください。
こんな人におすすめ
・とにかく最上級のワークチェアがいい
・デザインがかっこいい椅子が欲しい
・体の大きな人
・長時間座ってもつかれない椅子がほしい
・大きなアームが欲しい人
・ソファーのようにくつろげる椅子を探している
Fionra
フィノラ
オカムラの最新モデルです。
美しい白フレームにアクセントパネルが付いており、後ろ姿もきれいですね。
流れるようなフレームデザインはイタリア、ITALdesign (前進はGiugiaro Design)とのコラボレーションで生まれました。
Finoraにはメッシュ座のオプションがあり、熱のこもりにくいメッシュ座を探している人にはぴったり。
オカムラのメッシュは適度な反発感があり、へたりも少ないのでおすすめです。
筆者はすでに5年以上使われていたBaronというオカムラの椅子を試しに座ったことがありますが、メッシュ座のへたりは見られませんでした。
座の上下や奥行き調整、リクライニングなどのコントロールレバーは座のサイドについあり使い勝手が良いです。
通常は座の裏なので、これらのレバーに手が届きにくいのです。
実は割と多くの人がそれぞれのレバーの存在すら知らずに自分にあった調整をせずに座ってしまっていることもある。
フルエルゴノミックチェアで、座の上下昇降、座の奥行き調整、リクライニングテンションコントロール、
オプションとして腰をサポートするランバーサポート、ヘッドレスト、コートハンガーがあります。
どれも後付け可能です。ランバーサポートはなくても腰をサポートするホールド感は十分だと感じます。
ポイント
・イタリアンデザインの美しい椅子
・操作がしやすいレバー配置
・オカムラの最新メッシュ座のチェア
こんな人におすすめ
・美しいデザインチェアが好き
・長時間座ってもつかれない椅子がほしい
・フルエルゴノミックチェアがほしい
・軽快なワークチェアが欲しい
Sylphy
シルフィー
個人的にコスパが一番良いと感じるのがSylphyです。
座り心地は抜群です。
この椅子の一番の特徴は背にあります。
背のフレーム形状が丸みを帯びており、背をメッシュがホールドします。
レバーが付いており、これを調整することにより背のカーブの調整ができます。
通常ハイエンドのエルゴノミクチェアは腰をサポートする部分にランバーサポートという部品が付いています。
Sylphyがすごいのはランバーサポートでなく、背自体のカーブが調整できることで腰へのサポートが点でなく、面でできる点です。
他にこの構造を持った椅子を見たことがありません。
座はふっくらとしながら体を支えるに必要な硬さを備えておりとても心地が良く、長く座っていて疲れません。
これはオカムラ独自の異硬度ウレタンを採用しているためだそうです。
ContessaにもFinoraにも搭載されている技術です。
フルエルゴノミックチェアで、座の上下昇降、座の奥行き調整、リクライニングテンションコントロール、完備しています。
Contessa, Finoraにはない前傾姿勢を取れるリクライニング調整ができます。
前傾姿勢は慣れるまで座り心地悪く感じますが、体にはとても良い機構です。
SylphyはContessaとFinoraに引けをとらないスペックや座り心地ですが、海外デザイナーが起用されていないことと、素材にアルミが使われていないこと、調整レバーが座裏にあることでContessa Finoraに比べて安価です。
オカムラの技術が踏襲されていながら無駄なコストが少ない、コスパの意味では一番良い、製品です。
オプションとして腰をサポートするランバーサポート、ヘッドレスト、コートハンガーがあります。
どれも後付け可能です
ポイント
・背にフィットするカーブ構造
・豊富なカラーオプション
・オカムラのラインアップ唯一の前傾姿勢リクライニング機能つき
こんな人におすすめ
・標準体型の男性から小柄な女性まで
・長時間の使用を考えている
・フルエルゴノミックチェアがほしい
・厚みのあるクッション座が好きな人
・腰がいたい人
・前傾姿勢もとりたい人
Mode
モード
この椅子が秀逸なのは、ファブリックの背座で、選べるファブリックの色やパターンが多くインテリアに合わせて色を合わせられること。
ファブリックの椅子は通常ぼってりとしますが、Modeはとてもスリムでミニマル。空間を圧迫しません。
あまり工業的な椅子が好きでない方にはおすすめです。
ただmodeはフルエルゴノミックチェアではありません。
調整機能に限りがあり、長時間ユースのワークチェアとしては少しスペック不足の感があります。
その分、デザインがスリムで美しく、インテリアに溶け込みます。
調整機能としては座の上下昇降、リクライニング、リクライニングの強弱調整のみです。
エルゴノミックチェアに付いている、座の奥行き調整やアームの上下調整はありません
(その後、上下調整用のアームは取り揃えが追加されています)
ただアマゾンで一番に出てくるようなエルゴノミックチェアという名前だけの安価品よりは
全然座り心地はいいですよ。
ポイント
・スリムでミニマルなデザイン
・色だけでなく織もえらべる豊富なカラーバリエーション
・座も薄めなのに座り心地はよい
こんな人におすすめ
・標準体型の男性から小柄な女性まで
・インテリアに合う椅子を探している
・ごっつい椅子は好きじゃない
Luce
ルーチェ
この椅子は好き嫌いが少し分かれるかもしれませが、個人的には革新的な椅子だと感じます。
背が立ったような不思議な恰好をしていますが、すわるとゆっくりと沈み込みます。
これは着座の際のクッションになると同時に、自動的にユーザーを正しい着座姿勢に導きます。
というのは、しっかりと奥まで座らないと座が沈み込まないのでユーザーはお尻を座の奥までもっていきます。
椅子に座る上で大事なことはしっかりと座の奥のほうに座り、背もたれとの間にギャップをなくすことです。
ただそれをわかっていても、座の前半分などに座って猫背で作業をすることがよくあります。
Luceはこの座の前側に座って作業ということができません。前側にすわると座があがってきてしまいうまく座れないからです。
ユーザーは必然的に座の奥にすわり、背もたれが付いた正しい姿勢ですわることができるのです。
ただ、好き嫌いはあると思いますので、是非実際に座ってみることをおすすめします。
調整機能は座の上下のみですので、エルゴノミックの観点からはスペック不足ですが、他にないユニークなアプローチで革新的な椅子です。
すわり心地もよく、腰のサポートも十分です。
可愛らしい見た目と軽快なデザインもいいですね。
ポイント
・独特のリクライニング方式
・小さめのフォルムでかわいいデザイン
・ビビッドなカラー展開もありデザインとマッチ
・すばらしい座り心地
注意:体格のいい男性は小さく感じる人もいると思います。
こんな人におすすめ
・標準体型の男性から小柄な女性まで
・ごっつい椅子は好きじゃない
・変わった格好で部屋のアクセントにもしたい
Risefit III
ライズフィット
最後に椅子ではないのですが、ちょっとおもしろいなと思ったテーブルをご紹介。
Risefit III というテーブルで シリーズ 3 まで言っているので、かなり長いこと販売をしているのでしょうか。
このテーブルは小型の上下昇降テーブルです。
上下昇降テーブルは通常電動のものが多いですが、これは小ぶりでガススプリングで動きます。
机上面の大きさは幅72cm奥行 45㎝で色々とものをおいて作業をするには小さいですが、
記事を書いたり、絵をかいたりするのに十分な大きさ。
ある意味必要十分な大きさしかないので、やることを絞れて効率があがったりします。
高さは66cm – 100cmまで調整できて立ちながらの作業もサポートしてくれます。
電動デスクよりも手軽で場所もとらないので、、結構いいなと思ってます。
個人的には大きな机上面もすきなんですけど、小さな机上面もわるくないなと最近思い始めました。
上下昇降の動きもとてもスムーズでどの高さでも固定できます。
キャスターがついているので家の中で簡単に動かせます。
まとめ
今回取り上げた商品はどれも自信をもっておすすめできる商品です。
一日8時間以上などの長時間使用のエルゴノミックチェアを探している場合は
Contessa II, Finora, Sylphyをおすすめします。
この3つは座り心地という意味ではどれも最上級です。
調整機能も全て完備しており、どれも文句のつけようがない椅子です。
もう少しライトなデザインが好きな方は
mode, Luceがおすすめです。
もう一つLivesという椅子がありますので、こちらの記事もチェックしてみてください。
是非ぴったりの椅子を見つけて快適なWork From Homeを!
在宅ワークにおすすめ!価格帯別【プロが選ぶ、オフィスチェア厳選15選 】(2020年版) -インテリア業界10年のプロが厳選 -